Project/Area Number |
14045218
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
堀江 一之 東京農工大学, 工学部, 教授 (10013690)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 英光 東京農工大学, 工学部, 助手 (50282827)
宮下 美晴 東京農工大学, 工学部, 助手 (00293259)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 液晶系の光制御 / 光不斉反転反応 / 円偏光照射 / クロム錯体 / キラル制御 / 液晶の光制御 / フィンガープリント組織 / キラルネマチック液晶 / 液晶の相転移 |
Research Abstract |
円偏光照射によりラセミ体からR体またはS体を不斉選択する反応は、絶対不斉合成のひとつとして重要である。また、ネマチック液晶はキラル化合物の添加により、液晶分子がらせん状に配向し、コレステリック液晶になることが知られており、液晶系と組み合わせると個々のキラル分子の光誘起による構造変化増幅して、バルクな液晶の相変化として検出することが可能になると考えられる。本研究は、(1)配位子を工夫することにより、光不斉反転反応を行うクロム錯体をネマチック液晶中に溶解させた液晶ドープ系を作成し、(2)円偏光照射による可逆的な液晶相構造(ネマチック←→コレステリック)の光制御を実現し、(3)ねじれピッチ強度を決める液晶部位と錯体配位子の強相関相互作用の機構を明らかにする、ことを目的として研究を行った。昨年度から引き続いて円偏光照射によるクロム錯体の光不斉反転反応を用いた液晶系の光制御をおこなって、円偏光照射によるホメオトロピック-フィンガープリント組織転移に対する基板界面の効果を明らかにし、また、本年度は円偏光照射によるディスコチック液晶中でのフィラメント構造の変形を観察した。さらに本年度新たに、光反応誘起により高速で垂直に曲がるポリイミドゲルを実現した。
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