Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 伸 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (70202356)
白井 裕泰 共栄学園短期大学, 助教授 (40258926)
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60139516)
坂本 忠規 早稲田大学, 理工学部, 助手 (00350471)
大田 省一 東京大学, 東洋文化研究所, 助手 (60343117)
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Budget Amount *help |
¥12,090,000 (Direct Cost: ¥9,300,000、Indirect Cost: ¥2,790,000)
Fiscal Year 2002: ¥12,090,000 (Direct Cost: ¥9,300,000、Indirect Cost: ¥2,790,000)
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Research Abstract |
[研究実績の蓄積の在り方] 当該基盤研究(A)は,同一の研究代表者による,平成5年度からの3年間の国際学術研究「アジアの歴史的建造物の修復・保存方法に関する基礎的研究(南アジアと東南アジアの比較を通して)」,平成8年度からの3年間の国際学術研究「ヴィエトナム・フエ・グエン朝王宮の復原および修復・保存方法に関する基礎的研究」,平成11年度からの3年間の「勤政殿の復原的研究(ヴィエトナム・フエ・グエン朝王宮の修復・保存方法に関する基礎的研究)」が,その前身としてある. また,若手の研究分担者による関連研究計画に,科研費・奨励研究(A)「ヴィエトナム宮殿建築の木造架構法(ヴィエトナム/フエ・阮朝王宮の復原的研究)」及び科研費・特別研究員奨励費「勤政殿の復原的研究(ヴィエトナム・フエ・グエン朝王宮の修復・保存方法に関する基礎的研究)」と「勤政殿の復原設計に関する基礎的研究(ヴィエトナム・フエ・阮朝王宮の復原的研究)」があり,4年計画の初年度に当たる本研究年度は,過去の基礎研究の継続に努めながら,それらの蓄積の上に立脚して計画された. [研究実績の概要] 本年度は,7月から9月の3ヵ月及び2月から3月の期間に集中して現地調査の準備・実施・整理が進められた.現地調査は総合調査の一環として,京城及び皇城の配置測量(皇城東西北囲繞壁近接区域・外朝・内務府),皇城内発掘調査地域の配置測量(長生宮・紹芳園),太廟・世廟の配置測量,宮殿建築の実測(靜明樓・顯臨閣・太廟正殿・龍安殿・午門),史料の読解と古写真の収集,また,フエの都市計画調査(ワークショップ)を現地で試みている. 成果の発表は,日本建築学会における論文の発表が8月(大会)及び3月(支部)に行われた.また,2003年9月の学会発表に向けた研究成果の公開内容が検討されている.当該年8月の研究成果は,中間報告図書としてまとめられている.例えば,京城の配置計画が皇城の配置計画に与えた寸法計画上の影響や,閲是堂・紹芳園などの発掘調査区域の配置測量,ものさしと尺度についてまとめている.併せて,仏文資料の訳読から都市計画の変遷と一般的な墓の形式と死生観に関する研究を進めた.個々の宮殿建築に関する基礎資料集成としては,午門に関する情報の整理と考察を,体系的に進めた.
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