Project/Area Number |
14571618
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
野田 和裕 阪大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (30324768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 嘉伸 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (70243219)
田村 学 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (50273644)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 超音波細径探触子 / ナビゲーションシステム / 立体画像 |
Research Abstract |
我々が独自に開発してきた"鼻腔内の超音波細径探触子"と"顔面上にマーカーをおき、手術器具の位置をCT画像上に表示するナビゲーションシステム"とを併用して「細径探触子による超音波立体表示」の技術を確立することを目的として研究を行ってきた。つまり、ナビゲーターによって超音波探触子の位置・方向を知り、それと同時に得た超音波画像を再構成することで立体化への処理を行うシステムを構築してきた。 これまでナビゲーションシステムの周辺装置の開発と平行して、顔面に固定し直線方向のみに可動性を限定した細径探触子の装置の改良を行い、このシステムによる立体表示の精度をさらに向上させている段階である。また我々の研究方法は以下の点で有利である。 l)顔の骨というしっかりした枠組みをもつためナビゲーションの位置決めをしやすい。2)鼻孔より無侵襲で挿入できる。3)柔軟な探触子だけでなく、硬性の探触子まで幅広く自由に使える。4)超音波伝播に理想的な水で満たされた空間をもちいる。5)水、鼻腔粘膜、鼻腔内の骨(中鼻甲介骨、下鼻甲介骨、鼻中隔軟骨など)と、超音波画像濃度がはっきり異なる組織が対象であるため超音波解析が単純である。これらの利点を生かして細径探触子の可動制限を少なくして、自由に動く中での立体画像表示ができるようにするためには、まず、直線上に運動制限をせずに自由に動くが、彎曲しない棒状の細径探触子による立体画像の作成を試みている。現在の問題点は、同じ部位でも細径探触子からの距離や方向が変わるとエコー強度が異なることである。例えば、細径探触子と測定部位の間に高エコー域が多ければ、その背後のエコー強度は小さくなる。同じ測定部位で異なるエコー強度のデータが得られるが、平均化し整合性のあるエコー強度として処理していくソフトが必要である。最終的には、自由に動き彎曲する細径探触子による立体画像の作成を行いたい。
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