不平等条約体制下の外国人問題の法的措置に関する国際共同研究-中国の都市と法-
Project/Area Number |
14601008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Asian history
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
貴志 俊彦 島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (10259567)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本野 英一 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (20183973)
片岡 一忠 筑波大学, 歴史人類学系, 教授 (50092515)
勝村 哲也 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (50066411)
孫 安石 神奈川大学, 外国語学部, 助教授 (30321954)
陳 来幸 神戸商科大学, 商経学部, 教授 (00227357)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | アジア法 / 文化接触 / 不平等条約 / 華僑 / 香港 / 上海 / 天津 / 外国人 |
Research Abstract |
(1)カンファレンスの実施 日常的な連絡や協議はつねにインターネットを利用して行った。そのほか、以下のように国内で少人数のカンファレンスを実施した。○6月28日、東京大学史料編纂所、○7月19日、神戸大学法学部、○9月24日〜26日、東洋文庫、立教大学、お茶の水大学、○10月20日〜21日、国際日本学研究センタ-、○11月8日〜9日、広島大学文学部。さらに、12月14日〜15日には、島根県立大学交流センター他にて、本共同プロジェクトに関する全体カンファレンスを実施し、各自これまでの研究成果を公表して相互の知的な資源として共有しただけでなく、今後の課題や目標についても話し合った。 (2)海外調査 本科研費による調査は次のとおり。○5月30日〜6月2日:ソウルにて調査、韓国の中国近現代史学会との座談会開催(貴志)。○12月26日〜2003年1月7日:シドニー(ユダヤ人博物館、州立図書館)、キャンベラ(ナショナル・ライブラリー、オーストラリア国立大学メンツィス・ライブラリー)で調査、及びANUの研究者と交流。とくにナショナル・ライブラリーのH.ウィリアムズ・コレクションは日本の外国人関係資料を多く含み有意性は高い(貴志)。○2003年2月23日〜3月1日:ハワィ大学マノア校ハミルトン・ライブラリーにて、坂巻/ホーレー・コレクション、ロシア・コレクションの調査。とくに亡命ロシア人研究の資料の所在、研究の概況を理解する機会を得た(貴志)。○3月8日〜3月24日:米国のナショナル・アーカイブズ等で資料調査(孫)。 (3)国内調査 本年度、以下のような資料館で、共同研究に関する図書、文書の調査を実施した。○東京大学史料編纂所、○東京大学東洋文化研究所、○東洋文庫、○旱稲田大学図書館、○神戸大学経営学部図書館、○横浜開港資料館、○国際日本学研究センター、○大阪市立大学メディアセンター、○高知大学メディアの森、○山口大学経済学部図書館、○長崎市立博物館及び県立図書館。うち、華商の状況を知りえる長崎の泰益号文書は未整理のものがあることが判明した。 (4)国内で実施した学術レビュー(科研メンバー以外、敬称略) ○張憲文(南京大学)、王泰升(台湾大学)、張利民(天津社会科学院)、陳祖恩(上海社会科学院)、○近藤一成・工藤元男・李成市(旱稲田大学)、大里浩秋(神奈川大学)、陳東華(華商泰益号末裔)等。王泰升先生からは、台湾に所蔵されている民事裁判所文書についてうかがえ知見を得た。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)