Project/Area Number |
14606003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
林産学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中坪 文明 京都大学, 農学研究科, 教授 (10027170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西成 勝好 大阪市立大学, 生活科学部, 教授 (10254426)
戸倉 清一 関西大学, 工学部, 教授 (40000806)
梶原 莞爾 大妻女子大学, 家政学部, 教授 (10133133)
磯貝 明 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教授 (40191879)
末吉 尚志 大阪大学, 理学研究科, 教授 (10028227)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 糖質研究最前線 / 構造、機能、物性制御 / クリーンな材料 / 日独セミナー / 日欧国際共同研究プロジェクト / 高機能性材料化 / ナノ材料化 / 汎用性機能材料化 |
Research Abstract |
20世紀の化石資源をベースとした大量生産・大量廃棄の時代から、水をベースとしたクリーンな21世紀への転換は今世紀最大のテーマである。セルロースをはじめとする糖質は水と炭酸ガスから生産される天然高分子である。従って、莫大な生産量とクリーンな(循環性、再生産性、生分解性)な材料として、今世紀は糖質の科学とその利用開発が極めて重要な課題となることは必至である。 このようなコンセプトの基、1955年から機能性多糖の構造、性質、物性制御に関する日独セミナーが定期的に行われ(第一回ドイツのプライザッハ、第二回日本の札幌、第三回ドイツのポツダム)、活発な議論がなされてきた。そこで、第四回である今回は、従来の日独の範囲を広げ、また今回までの議論と討論から派生する更なる研究への可能性を追求するためのに、日欧国際共同研究プロジェクトの立ち上げを目的とした日欧企画会議を開催する事とした。 企画会議は、2002年11月11日から13日の3日間、アピカルイン京都にて開催した。参加者は25名(欧州6カ国(ノールウエイ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア)から10名、それに日本から15名)、21件の口頭発表を終えた後、日欧共同研究プロジェクトの立ち上げの可能性を議論した。 その結果、今後の方向性をしては、高機能性材料化、ナノ材料化、および汎用性機能材料化など幾つかの共同研究が各研究者の個人的な意志により進めることが可能であるとの意見の一致がなされ、現在、日欧共同研究実施に向けて具体的企画が検討されている。 従って、上述のコンセプトの基で企画された本企画会議は、将来の日欧共同研究のための大きな布石となり、極めて意義深いものであった。
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