Project/Area Number |
14606008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
生物資源科学
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
熊谷 忠 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (90089805)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 淳 日本原子力研究所, 高崎研究所・環境資源利用研究部・植物資源利用研究室, 室長 (80343911)
日出間 純 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教授 (20250855)
山本 和生 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (20093536)
矢野 昌裕 財団独立法人・農業生物資源研究所, 分子遺伝研究グループ・応用遺伝研究チーム, チーム長 (50355749)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 有害紫外線(UVB) / 紫外線耐性機構 / 紫外線耐性遺伝子資源 / 野生イネ / 栽培イネ / 地域環境 / 植物環境科学 |
Research Abstract |
現在我国で行われている植物科学領域における地球環境問題を視野に入れた研究の取組は、欧米諸国と比較して極めて遅れている。とくに主要食料資源であるイネの生産に関わる研究は、イネの全ゲノム解析が世界に先駆けて進展しているにもかかわらず欠除している。今後我国が、有害紫外線(UVB)環境の影響のみならず先導的・創造的な植物環境科学研究を総合的に推進していくためには、大学・研究機関の研究組織の枠を越え、分子生物学から生態学に至る幅広い分野の研究者が叡智を結集した統合的研究の推進を図る必要がある。この目的を達成するために、分子生物学から生態学までを専門とする研究者によって構成される3つの研究ユニットと海外共同研究を構築し、「高等植物の紫外線耐性機構の解明と紫外線耐性遺伝子資源の開発」をテーマに、次の企画調査を行なった。(1)「イネのUVB耐性機構に関する分子生物学タンパク質化学」および「UVB耐性遺伝子を導入した組み換え体を利用したイネのUVB耐性機構」、(2)「UVB耐性・感受性突然変異体を利用したイネのUVB耐性機構」に関する研究、(3)「イネゲノム情報に基づいたイネのUVB耐性機構」に関する研究、(4)海外共同研究者・中国農業大学・孫博士と「東南アジアの野生イネと栽培イネ間の遺伝的な多型性・分類、野生種および中国栽培種からの紫外線抵抗性・感受性種の選抜」。また、8月19、20日(19演題、約50名参加)、12月16日(10演題、約50名参加)に仙台にて2回の研究集会を開催した。ここで得た情報を基にして、「高等植物における紫外線耐性機構の解明と紫外線耐性遺伝子資源の開発」についての研究の重要性と研究の展望、並びに今後の問題点に関する議論を展開した。
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