ロシアにおける旧ソ連邦核開発史・軍事技術史研究の動向と方向性に関する企画調査
Project/Area Number |
14608001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
科学技術史(含科学社会学・科学技術基礎論)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
市川 浩 広島大学, 総合科学部, 助教授 (00212994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶 雅範 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (00211839)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ロシア / 旧ソ連邦 / 冷戦 / 核兵器 / 原子力 / 軍事技術 / 科学者 / 研究動向 |
Research Abstract |
市川は5月12日から19日まで、モスクワに出張し、現地調査を実施した。また、梶は9月15日から10月1日まで、ヘルシンキを経由してサンクト=ペテルブルクに出張し、現地調査を実施した。現地では、ロシア科学アカデミー・自然科学史・技術史研究所、同サンクト=ペテルブルク支部の協力をえて、本研究テーマ関連の書籍の出版状況について見聞するとともに、科学アカデミー文書館、同サンクト=ペテルブルク別館、ロシア国立経済文書館、同別館、ロシア国立歴史文書館サンクト=ペテルブルク別館、ロシア国立海軍文書館(サンクト=ペテルブルク)などを訪問し、資料公開の現状について調査した。また、現地調査では、自然科学史・技術史研究所のヴィズギン(Bлади-мир Павлович Виэгин)博士、ドロヴェニコフ(Игорь Семёнович Дровеников)氏など、物理学史の立場から核開発史の諸問題に取り組んでいる現地の研究者と交流する機会をえたほか、キセリョフ(Геннадий Владимирович Киселёв)博士、ボブィレフ(Вадим Игорьевич Ъобылев)氏など、実際に核開発に携わった経験者と接触することもできた。 "ロシア・原子力の父"=イーゴリ・ヴァシリエヴィチ・クルチャートフ(Игорь Васильеич Курчатов)生誕100周年を記念した国際会議「核の時代:科学と人間性」に出席し、ロシア科学アカデミー総裁、ロシア連邦原子力省大臣など原子力開発の上で要職にある人々や核開発研究の指導者たちから核開発の歴史と現状にたいする認識を窺うことができたことも収穫であった。
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Report
(1 results)
Research Products
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