Project/Area Number |
14654080
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Meteorology/Physical oceanography/Hydrology
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
山中 大学 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (30183982)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 地球型惑星大気 / 子午面循環 / 気候変動 / 多重平衡解 / 惑星探査 / 氷期・間氷期 / モンスーン / エルニーニョ南方振動 |
Research Abstract |
本研究に始まる一連の研究の最終目的は、大気圏内の巨視的力学作用が極めて長い時間スケールで見たす役割を、初めて明瞭に示すことにある。本研究の範囲では、前述のような外部条件や組成変化に対する子午面構造・循環の応答を記述する方程式を導き.、(1)地球および金星の大気圏における均質圏・成層圏・対流圏の形成過程、(2)地球気候(大気・海洋循環)のインドネシア列島陸橋化に伴う変動、の2つの問題について具体的な解答を得る、というものである。 本年度は、最終年度として、以下のような研究を行った。 1.惑星創成期、特に地球および金星における大気の圃構造形成過程: 現在の地球大気での観測結果に基づく重力波動要素等の普遍的特性(気圧や緯度の関数)を、過去の地球や他惑星の大気に適用して重力波ドラッグおよび渦拡散係数の定式化を行い、これを用いて均質圏界面ならびに対流圏界面(対流平衡へは渦拡散で緩和)の時間的変動を計算する。特に差異の際立つ地球と金星について考察する。 2.インドネシア列島の陸橋化と大気・海洋循環の変動: プレート運動の結果として現在の場所に生じたインドネシア海洋大陸が,氷期には陸橋となり間(後)氷期には現在と同様な列島となることで、大気大循環・海洋大循環・氷床成長(極域地(海)上温度の関数)というそれぞれ特徴的時間スケールの異なる3つの過程の相互作用を通じて、地球の気候を変動させていることを示す。 3.結果の集約と公表: 研究結果を集約して学会等で発表するほか、前述の2つの問題それぞれについて学術雑誌論文を執筆する。 数値計算を中心とした研究の途上においては、前年度購入のワークステーションを駆任し、また消耗品費・謝金・その他を使用する。結果等についての討論に加え、国内外の学会での研究成果発表のために、旅費の支出が必要となる。さらに論文発表と本研究全体の報告書作成のために、その他に計上した予算を使用する。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)