ポストテンションPC梁におけるPC鋼材の腐食による耐力劣化機構
Project/Area Number |
14655159
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
土木材料・力学一般
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
睦好 宏史 埼玉大学, 工学部, 教授 (60134334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧 剛史 埼玉大学, 工学部, 助手 (60292645)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | PC部材 / グラウト / 劣化 / 腐食 / 電食 / PC |
Research Abstract |
ポストテンション式プレストレストコンクリ-ト(PC)はりを14体製作して、PC鋼材を陽極に、アクリル製プール底面に敷いたチタンメッシュを陰極に設定し、塩水(質量濃度で5%)を満たしたプール中にはり供試体を入れて、通電することによる腐食促進試験を行い、グラウトの充填率、グラウトの塩分量、シース径などがシース、PC鋼材の腐食に及ぼす影響、ひび割れ性状の違いを実験的に明らかにした。また、所定期間通電後、載荷実験を行い、上記要因が耐荷力低下等に及ぼす影響も明らかにした。さらに、腐食によるひび割れ発生メカニズムを解析的に検討を行なった。その結果、以下のことが明らかとなった。 1)シースによる腐食ひび割れに関しては、グラウトの充填率の高いものほど卓越して発生し、アンボンド供試体は鋼材の防食には問題があるが腐食ひび割れは発生しない。これは、腐食による膨張圧がシーズ内の空隙によって緩和されることにより、コンクリートに引張力が発生しないからである。 2)錆汁発生の有無によって腐食ひび割れ幅に変化が生じる。 3)電流一定の場合、シース径が大きければ流れる腐食電流は小さくなり、腐食量は減少するため、腐食ひび割れ幅は小さくなる。 4)PC鋼材の劣化には各腐食要因以上に、拡大した腐食ひび割れから供給される酸素及び水分が与える影響が大きい。 5)腐食促進試験における積算電流量からひび割れ幅,シースの腐食量が算定可能となった。これにより腐食量という梁の劣化に直接起因する値によって実験供試体と実橋の劣化期間に関する比較検討が可能となった。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)