Project/Area Number |
14655194
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
瀧口 克己 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (10016644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 康志郎 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (00343161)
堀田 久人 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (20190217)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 高速飛翔体 / 鉄筋コンクリート / 衝突 / フェロセメント / 裏面剥離 / 貫通 |
Research Abstract |
1)鉄筋コンクリート版、および、フェロセメント版を製作し、高速飛翔体を衝突させてその挙動を実験的に調べた。試験体で変化させたパラメーターは鉄筋コンクリートとフェロセメント、版の厚さ、および、補強量である。試験体は75cm×75cmで厚さは、6cm,9cm,12cmの3種類である。フェロセメントとは金網を何枚か重ね、その金網をコンクリートあるいはモルタルの補強材とする複合構造である。コンクリートとしては、圧縮強度が約300kg/cm^2のマイクロコンクリートを使用した。骨材の最大粒径は5mmである。 2)高速飛翔体は重量が約500g、速度は230m/s(830km/h)であり、先端は鋼である。試験体を吊り下げ用鋼骨組から吊り下げ、その試験体に高速飛翔体を衝突させた。高速度ビデオカメラを利用して、毎秒5000コマの撮影を行い、高速度の現像を観察した。鉄筋コンクリート版、鋼板補強コンクリート版、フェロセメント版等、コンクリート系複合構造版への高速飛翔体の衝突実験システムを確立した。そのシステムは、高速飛翔体、高速飛翔体発射装置、試験体吊り下げ支持骨組、試験体、防御壁、観測・撮影用窓、高速ビデオカメラ、照明装置、等で構成される。 3)高速飛翔体が版を貫通する限界版厚を把握した。更に、高速飛翔体が衝突した面の裏側のコンクリートが剥離して飛散する現像は、フェロセメント版の方が鉄筋コンクリート版より少なくなるということを明らかにした。
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