地震被害予測に基づく受療行動シミュレーションと医療施設配置の評価
Project/Area Number |
14655216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山下 哲郎 名古屋大学, 工学部, 助教授 (00239972)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 健一 国立保健医療科学院, 施設科学部・研究員
宇田 淳 広島国際大学, 医療福祉学部, 助教授 (70309673)
飛田 潤 名古屋大学, 工学部, 助教授 (90217521)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 地震 / 地震災害 / 受療行動 / シミュレーション / 医療施設 / 配置 / 評価 / 地質・地盤情報 |
Research Abstract |
本研究は、地震の発生確率とその被害予測を基に、実際の医療施設の配置状況と、震災時を想定した被災者の受療行動から、その地域における地域医療計画の実態を震災時の場面を想定して評価しようとするものである。具体的には、近々東南海地震の発生が予想されている名古屋市域を対象にして、分野を超えた協働、すなわちそれぞれの持つシステムがどのように互換的に働くのか、またそこでの問題点を克服した上で、各システム及び結果の適用の範囲と限界を明らかにすること、そして実際の地域医療計画とその実態の抱える震災時の課題を包括的に明らかにすることを目的としている。研究は、以下の手順で行う予定のものであった。 1)被災者が徒歩圏の医療施設を利用する、という想定を基にしたシミュレーション(山下・宇田・小林):神戸における実際の患者の受療行動を調べるために、それぞれの病院から、地震発生後1週間の外来患者数、更に平常時の1日平均外来患者数を収録した。ボロノイ分割内におけるハフモデルでの予測でも、震災時の患者数予測は概ね問題ないことが確認されたが、被害の程度などを加味した、更に適合性の良いモデルを開発する必要があることも確認された。 2)既に情報化されている対象地域の医療施設配置とその諸属性(病床数など)に上記の情報を加え、平常時と震災時(被災状況は均等と仮定)の患者の受療行動をシミュレートするためのGISアプリケーションを作成したが、今後、対象地域における医療施設の配置の実態を評価するアプリケーションへと発展させる必要がある。 3)既に蓄積された地質・地盤情報と都市の情報に基づいた被害予測に加えて、より可能性の高い地震災害の発生状況を想定したアプリケーションへと発展させた(飛田)。が、これについても、医療施設配置を評価するシステムにはまだ不十分であり、今後更に、協同した検討が必要である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)