Project/Area Number |
14657073
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Virology
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
清水 宣明 群馬大学, 医学部, 講師 (70261831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 淳 群馬大学, 医学部, 教務員 (20321953)
星野 洪郎 群馬大学, 医学部, 教授 (00107434)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | HIV / SIV / MuLV / コレセプター / 活性増強因子 / RDC1 |
Research Abstract |
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)とサール免疫不全ウイルス(SIV)は、CD4に加えていくつかのG蛋白質共役レセプター(GPCR)をコレセプターとして細胞に感染する。我々は、リガンド未同定GPCRであるRDC1がHIV/SIVのコレセプターとして機能することを見い出した。また、RDC1のコレセプター活性がマウス白血病ウイルス(MuLV)に関連する因子によって増強される現象を見い出した。HIV感染症ではサイトメガロウイルスやEBウイルスなどの日和見感染が好発する。またヒトの細胞には内在性ウイルス遺伝子が多数存在し、蛋白質の発現も確認されている。CD4とコレセプター以外にHIVの感染効率に影響を与える細胞膜因子の報告はいくつかあるが、ウイルス性因子の関与についての知見はない。本研究では、RDC1のコレセプター活性増強機構の解明を目的とした。 1.RDC1発現細胞の樹立 発現ベクターpMX-puroにクローニングしたRDC1遺伝子を、レトロウイルス・ベクターを用いてNP-2/CD4細胞に導入し、ピューロマイシン選択により安定発現細胞を樹立した。 2.MuLV感染によるHIV/SIV感受性の上昇 Ecotropic(同種指向性)あるいはAmphotropic(両種指向性)MuLVの感染によって、RDC1を導入したヒトグリオーマ由来CD4陽性細胞株NP-2/CD4(NP-2/CD4/RDC1)のHIV/SIV感染感受性が上昇した。このことは、RDC1のコレセプター活性を増強させるMuLV関連因子の存在を示唆する。 3.MuLV遺伝子のクローニング MuLVのGAG蛋白質、あるいはGAGを構成するマトリクス(CA)、カプシド(CA)、及びヌクレオカプシド(NC)をコードする遺伝子を発現ベクターpCX-bsrにクローニングし、レトロウイルス・ベクターを用いてNP-2/CD4/RDC1細胞に導入した。 4.MulV遺伝子発現NP-2/CD4/RDC1細胞のHIV/SIV感受性 GAGあるいはGAG関連蛋白質を発現させても、NP-2/CD4/RDC1細胞のHIV/SIV感染感受性は上昇しなかった。GAGを構成するその他の蛋白質、あるいはGAG以外の遺伝子産物がNP-2/CD4/RDC1細胞のHIV/SIV感染感受性の上昇に関与する可能性が示唆された。今後、MuLV遺伝子産物すべでのついて、RDC1コレセプター増強活性の探索を行い、HIVの個体内感染拡大とウイルス性因子との関係についての知見を得たい。
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