機能的劣性遺伝子単離を目指した新規スクリーニング法の開発
Project/Area Number |
14657083
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
黒崎 知博 関西医科大学, 医学部, 教授 (50178125)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | DT40 / 相同組み換え / 劣性遺伝子 / スクリーニング法 |
Research Abstract |
哺乳類細胞の場合、劣性遺伝子を単離したい時、多くの遺伝子がdiploidで存在することが障害になる。このため、既にchicken chromosomeのcetromere,telomere周辺の遺伝子配列は決定されているので、相同組換えを利用してある特定のchromosome(chickenには5本存在する)の長腕、短腕を、特異的にdeletionすることが可能である。従って先ず、この方法を用いて部分的haploid DT40 B細胞を作成することを試みた。 chicken常染色体は5本からなっており、その4番染色体と5番染色体は種々の遺伝子座位が詳細に決定されている。従ってこの染色体をモデルにcentromere,telomere近傍の遺伝子座位を組替え領域に用いて大きな遺伝子deletion targeting vectorを構築した。 Targeting vectorをDT40細胞にtransfectionして、targettingが生じたかをSouthern blottingにより検定した。4番、5番とも短腕のdeletionは比較的容易に単離することができたが、いずれも長腕の場合は頻度は低かった。このことは、長腕の場合はdeletionする領域が長いため、又は、クロマチン等構造的に相同組換えを生じる酵素系がaccessしづらいためではないかと考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)