Project/Area Number |
14657401
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石戸谷 滋人 (2003) 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (00344656)
平松 正義 (2002) 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (20343056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐竹 正延 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (50178688)
石戸谷 滋人 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00344656)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | マイクロアレイ / セミノーマ / 精巣腫瘍 / クラスター解析 / 腫瘍化関連遺伝子 / FGD1 / CCND2 / DNMT3A |
Research Abstract |
[目的]本研究では、DNAマイクロアレイ法を用いて精巣腫瘍の遺伝子発現プロファィルを網羅的に解析し、発現遺伝子をクラスター分析することにより精細胞の腫瘍化関連遺伝子を明らかにすることを目的とした。 [方法]精巣腫瘍の1組織型であるセミノーマに着目し、腫瘍組織、腫瘍周囲の正常精巣組織、正常精巣の3群についてDNAチップを用いたマイクロアレイ法によるゲノムワイドな遺伝子発現プロファイル解析を行った。 [結果・考察]得られたデータにつき検体間のクラスター解析を行ったところ、腫瘍組織と、周囲正常組織及び正常精巣の2群に分離した。次にペア検体(腫瘍組織と各々の周囲正常組織)について検討を行ない、腫瘍組織のシグナル強度が周囲正常組織の3倍以上である遺伝子を106個同定した。これら106遺伝子個の遺伝子は1q、2p、6p、7p、12p、12q、22qという特定の染色体部位に集中していた。高発現遺伝子が集中する染色体部位7か所に局在する51遺伝子のうち生物学的にも興味深い19遺伝子と、Xp上の2遺伝子を加えた21遺伝子について、半定量的RT-PCRによりmRNAの発現強度を測定、今回行ったマイクロアレイのデータの信頼性を裏付けた。さらに、RT-PCRで腫瘍/正常比が特に高く、正常精巣での発現が低い6種の遺伝子について免疫組織学的な検討を行い、それらの蛋白がセミノーマ細胞で強く染色されるのを確認した。今回抽出した遺伝子群は、精巣腫瘍の癌遺伝子候補を含むゲノムワイドなリストとなる可能性を有していると思われる。 [結語]本研究により精巣腫瘍の発生、分化に関連する遺伝子の発現制御、精細胞の腫瘍化関連遺伝子の一端が明らかになることが予想され、腫瘍化の機序が解明される可能性があるのみならず、精巣腫瘍の遺伝子診断や治療法の選択、新しい治療法の開発に貢献するという意義を有している。
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