細菌クオラムセンシングの歯肉縁下バイオフィルム形成に果たす役割の解析
Project/Area Number |
14657544
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
矯正・小児・社会系歯学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
天野 敦雄 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (50193024)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保庭 雅恵 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (00303983)
岡橋 暢夫 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (40150180)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | Porphyromonas gingivalis / 細菌クオラムセンシング / バイオフィルム / 線毛 / 歯周病 / 付着・侵入 / オートインデューサー / クオラムセンシング / 細菌 |
Research Abstract |
本研究では、歯周病菌Porphyromonas gingivalisの有するクオラムセンシングシステムの存在意義を探究し、このシステムが歯肉縁下バイオフィルムの形成にどのように影響しているか、また線毛などの病原因子の遺伝子制御にどのように関与しているかを研究する足掛かりを得ようとするものである。我々はP gingivalisのクオラムセンシングシステムの存在とその遺伝学的バリエーションを確認するところから研究をスタートさせた。 1.P.gingivalisのクオラムセンシングシステムの検出系の構築 2種類のクオラムセンシングシステムを備えているVibrio harbeyi BB120,BB170,BB886株の分与を受け、クオラムセンシングシステムの検出系を確立した。テストするP.gingivalisの培養上清試料を加え、オートインデューサーによる発光をルミノメーターで検出することが可能となった。 2.P.gingivalisのクオラムセンシングシステム遺伝子のクローニング P.gingivalisのクオラムセンシングシステム遺伝子をPCRによりクローニングを行い、クオラムセンシングシステム遺伝子欠損ミュータント株を作成した。 3.P.gingivalisクオラムセンシングシステム遺伝子の発現 P.gingivalisクオラムセンシングシステム遺伝子の発現とバイオフィルム形成との間には明確な関連惟は認められなかった。また、バイオフィルム培養の菌とプランクトニック培養の菌との上皮細胞への付着・侵入とクオラムセンシングシステム遺伝子の発現についても検討を加えている
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)