Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
【目的】 矯正歯科における保険診療内容と関連福祉制度を明確化し参考図書を作成した上で,保険医における知識の向上と適正な診療録記載の誘導,および患者サービスを行なうための電子カルテ用プログラムを開発する事を目的とした。 【方法および結果】 1,矯正歯科における保険診療のプログラム用情報収集 1)プログラム用保険請求マニュアルの完成;昨年度に改編した実際の顎変形症および唇顎口蓋裂治療例のプログラム用保険請求マニュアルを基に,各装置のおける請求手順の誘導マニュアルを作成した.診断名より診療録を自動入力するために,それぞれの装置の算定手順をMicrosoft Excelを用いてチャート式に改編し,可能な限り単純な操作で入力可能にした. 2)疑問点に関するQandA作成;日本矯正歯科学会で調査した歯科矯正保険制度に関するアンケート結果から,疑問点に対するQandAを作成した. 3)矯正臨床の説明用プログラムの完成;昨年収集したデータに加え,動画作成に必要な顔面写真,口腔内写真を1536×1024Pixel,JPEG形式でデジタル化した. 4)上記内容に加え,関連法規,福祉等の情報を収集し,矯正歯科における保険診療マニュアルを完成した. 2,矯正歯科における保険診療プログラムソフトの開発 ソフト開発のマスタデータとして,顎変形症および唇顎口蓋裂治療のおける請求手順の誘導マニュアルを用いた.しかし,汎用可能にするためには繁雑な操作を必要とする.そこで,電子カルテのプログラム作製技術に優れているMEDIA株式会社との産学協同開発を進め,実用化に至った. 【考察】 今回,矯正歯科における保険診療に必要な内容をまとめ,参考図書を作成した.さらに,既に開発されている歯科用電子カルテシステムとのリンクを実現するためにMEDIA株式会社と共同開発を試みた.その結果,病名入力によるカルテ記載誘導プログラムを開発した.しかし,保険診療には疑義解釈がさまざまあり,カルテを入力する医師の知識の向上が重要であることが再認識された.
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