院内学級のための国際理解教育ネットワーク創生に関する実践研究
Project/Area Number |
14658050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
西堀 ゆり 北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (70109403)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 裕一 北海道大学, 情報基盤センター, 助手 (10240128)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | チャット / 掲示板 / 協調学習 / 異文化コミュニケーション / 英語教授法 / コラボード / 院内学級 |
Research Abstract |
平成15年度の研究実施計画に基づき、メディア・ツールを利用したネットワーク創生を行った。 (1)掲示板型ツール「コラボード」のプログラミングと実装を行い、アメリカ・スタンフォード大学医学部子供病院との連携授業を行った。文字と共に、写真を載せる機能を付加した。 (http://chup.cims.hokudai.ac.jp/~yuri/collaboard_usa/) (2)掲示板型ツール「コラボード広場」のプログラミングと実装を行った。これは(1)における時間差の問題を解決するため、「コラボード」の履歴を子供達が楽しめるように表示する装置である。 (http://kotan.ec.hokudai.ac.jp/~c-0010/collaboard/top.htm) (3)大学生が支援する掲示板型翻訳ボックスの「翻訳工房」を用いた翻訳作業の授業実施を行った。日米のグループ作業で校正しながら、母国語に関する助言や情報提供を行い、協調学習の揚とする試みは、文部科学省主催情報処理教育研究集会(平成15年11月8日)における特別デモンストレーションの中核部分のコンテンツ事例として行われた。日経ITビジネス&ニュース等での報道参照。 (http://www2.crl.go.jp/pub/whatsnew/press/031107/031107.html) (4)チャットシステムChat'n'Debateによる院内学級(中学生)との協調学習の実験を行った。大学レベル(北海道大学英語III)の作文授業と中学校(北海道大学医学部付属病院・院内学級)における国際理解学習・英語授業との教育連携を行い、学習への意欲・態度変化を軸とした定性評価を試みた。 (5)設備関連では、PHS利用無線方式の小型パソコンの配備を行い、病院内での遠隔授業であるベッドサイド・ティーチングを試行する段階まで進展した。 研究成果は論文にまとめ、6編発表したが、全て学会(うち国際学会及び国内国際部門2件)で口頭発表を行った。また、日米「遠隔教育」国際シンポジウム『外国語教育における遠隔教育 -ブロードバンド時代の教授法変革を求めて-』(平成15年12月18日於北海道大学)において、スタンフォード大学側からH.Lipton Okano講師、本研究から西堀(「超高速ネットワークと英語教授法の開発 -ブロードバンド時代の異文化コミュニケーション-」)が参加し、発表を行った。なお、研究成果の取りまとめは、北海道大学言語文化部・大学院国際広報メディア研究科の研究報告叢書NO.55(総数170頁)として平成15年3月末に刊行される。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)