溶接・接合設計の形式知化のための統合ジョイント設計支援システムに関する研究
Project/Area Number |
14702056
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
船舶工学
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
濱田 邦裕 広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40294540)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥15,860,000 (Direct Cost: ¥12,200,000、Indirect Cost: ¥3,660,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2003: ¥7,150,000 (Direct Cost: ¥5,500,000、Indirect Cost: ¥1,650,000)
Fiscal Year 2002: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
|
Keywords | ジョイント・デザイン / プロダクト・モデル / CIM / CAD / CAM / CAE / プロセス・モデル / 接合情報 |
Research Abstract |
本研究の目的は,溶接・接合部の設計における意思決定の流れを総合的にマネジメントし,より良い接合部の設計を支援するための「統合ジョイント設計支援システム」のプロトタイプを開発することである. 昨年度までの研究の主要な成果は以下のように整理できる. ●溶接接合設計における意思決定フローの明確化 ●設計・生産部門の実状に合わせて,設計・評価の流れを自由に定義するためのフレームワークの定義 ●多様な設計案を同時並行的に生成・管理・評価するための情報管理構造の明確化と情報マネジメント・システムの構築 ●上記に基づく第一次プロトタイプ・システムの開発と利用 以上の研究によって,本システムの基本方針の妥当性を確認したが,システムの実用化を想定した場合には,幾つかの検討課題が残されていることも明確となった.最終年度である本年度はそれらの課題を解決するとともに,本システムの設計支援効果を明確化することを目的に検討を実施した.本年度の成果を以下に整理する. 1.情報管理構造の改善 本システムでは多様な設計案を生成・管理するため,データ量および計算時間の面で問題が生じた.この解決のために形状情報の生成・管理構造を見直し,位相要素と幾何要素を分離した新しい情報管理構造を検討した. 2.技術者の知識の管理・利用手法の検討 熟練技術者の知識をシステム内に記述・利用するために,各種制約条件をE-Rモデルによって記述し,それらを有効に利用して多様な設計案を生成する仕組みを提案した. 3.システムの設計支援効果の検討 上記の検討に基づき,本システムの第二次プロトタイプを開発した.さらに,システムを利用することによって,本研究の提案事項である「ジョイントデザイン(接合部の設計)の認識」「溶接・接合情報の記述」「プロセス情報の記述」および「設計案生成機能」が,溶接・接合設計の支援において有効であることが確認できた.
|
Report
(3 results)
Research Products
(8 results)