下痢性貝毒原因プランクトンの栄養摂取動態に関する研究
Project/Area Number |
14704015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
小池 一彦 北里大学, 水産学部, 講師 (30265722)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥16,770,000 (Direct Cost: ¥12,900,000、Indirect Cost: ¥3,870,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2002: ¥10,660,000 (Direct Cost: ¥8,200,000、Indirect Cost: ¥2,460,000)
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Keywords | 下痢性貝毒 / Dinohysis fortii / クリプト藻 / 貝毒の予知 / Dinohysis mitra / ハプト藻 / 葉緑体共生 / Dinophysis / Dinophysis fortii |
Research Abstract |
全年度までに、下痢性貝毒原因渦鞭毛藻のDinophysis fortiiの葉緑体はある種のクリプト藻に由来することをつきとめ、そのクリプト藻を検出するための蛍光核酸プローブの開発に成功した。 本年度は三陸・越喜来湾においてD.fortiiの出現と、同クリプト藻の消長の関係を調べた。その結果、同クリプト藻はD.fortiiの出現の初期、2004年5月26日に大量出現し、それとともにD.fortiiの出現のピークが見られた。また、5月26日以降、D.fortiiの葉緑体含量の増加が見られた。このことからD.fortiiは同クリプト藻を取り込むことによって葉緑体を得、それとともに大量増殖していると思われた。D.fortiiは沖合水と沿岸水の混合水塊で増殖することがわかっているが、同クリプト藻の分布域は沿岸水側であることが水塊分析から判明した。なお、この様なクリプト藻は遺伝子解析の結果からTeleaulaxの一種であると思われ、通年の調査からごく限られた時期(5月もに)にしか出現しないことが判明した。このことから同クリプト藻のモニターによってD.fortiiの出現予知が可能であると思われた。 これとは別に、同じく下痢性貝毒原因種のD.mitraの葉緑体の起源の解明も果たした。葉緑体遺伝子解析から、本種の場合その葉緑体はクリプト藻ではなく、ハプト藻に由来することが判明した。D.mitraの場合、葉緑体遺伝子の塩基配列には多様性が見られることから、複数種のハプト藻を取り込んでいることが示唆された。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)