Project/Area Number |
14704019
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General physiology
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
松下 正之 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (30273965)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥29,120,000 (Direct Cost: ¥22,400,000、Indirect Cost: ¥6,720,000)
Fiscal Year 2003: ¥14,300,000 (Direct Cost: ¥11,000,000、Indirect Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥14,820,000 (Direct Cost: ¥11,400,000、Indirect Cost: ¥3,420,000)
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Keywords | ポリアルギニン / calcineurin / 記憶 / 神経細胞死 / 阻害ペプチド / TAT / タンパク質導入法 / CREB / アンチセンス |
Research Abstract |
蛋白質セラピー法は11個のアルギニン(11R)からなるペプチドを目的の蛋白質やペプチドに融合する事により、すべての組織へin vivo導入できる方法である。この方法を利用し、ゲノム解析や構造解析で得られた遺伝子情報をもとに、疾患遺伝子に11R融合させ、組み換えタンパク質を精製し、そのタンパク質を神経細胞などに導入するこが可能である。研究代表者である松下正之は、上記の蛋白質セラピー法を用いて学習記憶の分子基盤の解明をめざし以下の結果を得た。 1)神経細胞死に関与するCalcineurinの阻害ペプチド神経細胞内に導入し、興奮性神経細胞死を抑制する事に成功した。 2)11以外のタンパク質導入ドメインとして注目されている、TATタンパク質が神経可塑性を阻害することを発見し、そのメカニズムの解明を行った。 3)NFATの阻害ペプチドをT細胞に導入する事により、新たな免疫抑制剤を開発した。 4)蛋白質セラピー法による細胞内導入を光により制御する方法を開発した。 以上の結果より、蛋白質セラピー法によりタンパク質やペプチドを用いた高分子を細胞に導入し、細胞機能を制御できることが確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)