Project/Area Number |
14710117
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育・社会系心理学
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Research Institution | The National Institute of Special Education |
Principal Investigator |
涌井 恵 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 研究員 (80332170)
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Project Period (FY) |
2002 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 学習障害児 / 協同学習 / 仲間関係 / 社会的スキル / 学力 / 集団随伴性 |
Research Abstract |
本研究に関連する先行研究及び関連資料の収集を行った。主に、米国やニュージーランドにおけるインクルージョン教育場面における協同学習のプログラム内容に関する資料の収集を行った。また、軽度発達障害児の在籍している情緒障害特殊学級における協同的な活動を取り入れた授業実践に関する情報を収集した。これらの資料を基に、協同学習を学校場面で実際に適用する場合の具体的イメージについて探った。 また、協同学習の基本要素の一つである「ポジティブな相互依存」について、応用行動分析における「集団随伴性」という概念から、教師側の環境設定や指導手順についてより考察を深めた。 以上の成果とこれまでの研究成果を研究報告書にまとめた。教員や指導者が協同学習についてより具体的なイメージを抱けるよう、できるだけ具体的な指導計画や実際のプリントなどの資料を掲載した。 今後は、教室場面で必要となる社会的スキルのリストのうち、特に学習場面で必要となるスキルについてまとめることが課題である。そのことが明らかになることによって、協同学習プログラムに組み込むべき指導内容をどのようなカリキュラムにより構成すればよいかの示唆が得られるだろう。
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