戦後日本における医療職養成政策の過程分析-フィールド調査を中心として-
Project/Area Number |
14710211
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
橋本 鉱市 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (40260509)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | コ・メディカル / 半専門職 / 政策過程分析 / GHQ / SCAP / PHW / 医学教育 / 政策過程 / 高等教育 |
Research Abstract |
平成16年度の研究実績としては、これまでの2カ年の作業をふまえて、それらをまとめる形で、理論的な考察と実証的な分析を進めた。まず、コ・メディカルを捉える際の「半専門職(セミプロフェッション)」もしくは「専門職化過程にある職業集団」という視点から、それらに関する文献・論文を渉猟するとともに、国家資格の法制的な過程に焦点を絞って、各学校史、大手新聞や教育関係の専門新聞、各職業団体の刊行物、専門業界雑誌などから資料収集を行った。特に、国会議事録を利用して、これらの国会審議の過程と内容に関してデータ・ファイリングを行った。これらの作業を通して、専門職の養成政策の過程分析に関する理論的な枠組みについて、研究科紀要にその論考をまとめると同時に、昨年度来進めてきた医療職養成を含んだ高等教育政策の過程分析の代表的な文献であるT.J.Pempel, Patterns of Japanese Policymaking : Experiences from Higher Educationの翻訳書『日本の高等教育政策』(玉川大学出版部)を刊行した。またこうした理論的な考察と並行して、東北6県を中心にコ・メディカルの養成機関(大学・短大・専門学校)から、パンフレットなどを収集し、入学生の出身地域、カリキュラム、卒業生の配分など、個別にデータの分析を進めた。特に宮城県内の各学校を対象とし、中でも仙台市のA専門学校をケースとして選び、同校のキーパーソンに連絡を取りつつ、パンフレットや内部資料を利用させてもらい、入学者と卒業生の地域的な選抜と配分の経年的な分析を行った。その分析結果は、今後データを整理した上で発表する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)