古代城柵官衙遺跡出土木簡の研究-律令制浸透過程解明の基礎作業として-
Project/Area Number |
14710274
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
考古学(含先史学)
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Research Institution | Tohoku University of Art and Design |
Principal Investigator |
村木 志伸 東北芸術工科大学, 芸術学部・歴史遺産学科, 講師 (10326754)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 木簡 / 墨書土器 / 城柵官衙 / 東北地方 / 東北 / 出土文字資料 / 古代東北 / 律令国家 |
Research Abstract |
研究最終年度として、東北地方の木簡・墨書土器の調査を継続すると共に、その成果を整理した。主な調査地としては、福島県、宮城県、岩手県の城柵官衙遺跡とそれに関連する調査地である。3ヵ年の調査の結果、城柵官衙遺跡の周辺に木簡・墨書土器をはじめとする資料が多く見られるものの、その様相は地域や城柵の性格、年代によって大きく異なることが判明した。また、木簡の数量は調査地点によって大きく左右されるが、墨書土器は城柵中心部はもとより周辺の様々な性格の遺跡からも多数出土し、その「場」の機能に即した内容を持つことから、東北地方の古代社会を解明する上で、今後非常に可能性の大きな分野であることがわかった。 また、調査の過程で、こうした文字資料の記録方法にも新しい方法の可能性が認められた。従来は赤外線カメラシステムなどで墨書部分の解明をおこなっていたが、スキャナーを利用した記録を、画像ソフトで調整することにより、より高レベルの解読が可能になった。特に須恵器や石質の素材に墨書されているものにその傾向が高いようである。本来の研究目的とは多少ずれるが、このことが明確になれば文字資料研究の上で大変重要な提示となる。 成果発表の場として、第2回東北文字資料研究会を2004年11月に開催し、その成果を広く研究者・一般に公開した。研究会は外部からの高い評価を得ることができ、今後も継続開催していく予定である。また、蝦夷研究会をはじめとして、研究発表を行ったが、その成果を随時活字化していく予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)