11Liのペアリング、ソフトダイポール、クラスター励起機構の解明
Project/Area Number |
14740142
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
素粒子・核・宇宙線
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Research Institution | Niigata University (2004) Kitami Institute of Technology (2002-2003) |
Principal Investigator |
青山 茂義 新潟大学, 総合情報処理センター, 助教授 (60311528)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2003: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 不安定核 / 複素座標スーリング法 / 共鳴状態 / 中性子過剰核 / 励起機構 / ペアリング / ソフトダイポール / クラスター / 三体共鳴 |
Research Abstract |
11Li核は、近年注目されている中性子過剰核の典型的な原子核として、多くの研究が集中している。本研究は、その励起状態にあらわれる励起構造(ペアリング、ソフトダイポール、クラスター)の理解を目指すものである。11Liと同様の構造を持つ原子核として6Heと10Heも注目を浴びており、それら3種の核の同時理解が重要である。 今年度の大きな研究実績としては、11Liの「クラスター励起状態」を理解する上で重要な、基底状態に含まれるクラスターα+t構造のアナロジー(t+t構造)が、ヘリウム同位体でも現れることを世界で初めて示した。本成果については、ベルギーのブリュッセルで行われた「第21回宇宙物理核物理会議」(2004年12月)において「Systematic analysis on cluster structures in He-isotopes by using a new AMD approach」という表題の発表を行った。また、「日本物理学会第60回年次大会」(2005年3月)において、発表予定である。更に、東京で行われた「原子核相関国際会議」(2005年2月)では、11Liと6Heの「ソフトダイポール共鳴」に重要な「ペアリング相関」に関する研究発表を行い、キューバのハバナで行われた「第10回核物理会議」(2005年2月)では、11Liと10Heの「ペアリング励起」のアナロジーについて発表を行った。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)