Project/Area Number |
14740154
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
素粒子・核・宇宙線
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Research Institution | Osaka University (2003) The University of Tokyo (2002) |
Principal Investigator |
民井 淳 大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (20302804)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | 鉛208核 / M1励起強度 / 陽子非弾性散乱 / アクティブコリメータ |
Research Abstract |
鉛208核のM1励起の強度分布は、1粒子1空孔状態に残留相互作用が働くことにより多粒子多空孔状態として分散するということで理論的に説明されているが、その強度分布について統一的に測定された例はない。 我々の開発した陽子非弾性散乱の0度測定という画期的な測定手法を用いることにより、その励起構造を詳細にわたり引き出すことを目的としている。この測定のためには、0度付近での散乱角を測定し、バックグラウンドを軽減するためのアクティブコリメータ装置が重要となる。装置の製作を行い、3Heビームおよび陽子ビームを用いて高分解能測定のテスト実験を、大阪大学核物理研究センターにおいて、それぞれ10月、12月に行った。 最初に行った420MeVの3Heビームによるテスト実験では、ビームのエネルギー広がりが67keV、ディスパージョンマッチング法を用いた(3He,t)の分解能として22keVという、同種の反応では過去世界最高の分解能を低バックグラウンド環境下で実現した。この成功は今後の(3He,t)反応測定に対する極めて大きな成果となった。テスト実験後に数々の高分解能(3He,t)反応測定データ取得を進めている。 一方、200MeVでの陽子ビームの実験では鉛208核を標的としたテスト実験を行ったが、ビーム自身のエネルギー広がりとして40keVを実現したものの、入射サイクロトロンのシングルターン引き出しが完全ではなかったこともあり、ディスパージョンマッチング法での目標分解能10keVを実現するには至らなかった。この点に関しては、平成16年度に行われる入射サイクロトロンの高性能化により改善が期待される。 平成16年春に、再度陽子ビームを用いた実験を再度おこなう予定である。10keVの分解能の実現と、0度非弾性散乱測定での低バックグラウンド条件の実現とともに、目標データの取得を進める。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)