インテリジェントコントロールを用いた多慣性共振系の制振制御に関する研究
Project/Area Number |
14750220
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電力工学・電気機器工学
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Research Institution | Yonago National College of Technology |
Principal Investigator |
池田 英広 米子工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助手 (40342539)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 多慣性系 / ファジィ制御 / 遺伝的アルゴリズム(GA) / 免疫システム / CPLD / RT-Linux / Taguchi Method / 多慣性共振系 / 遺伝的アルゴリズム |
Research Abstract |
平成16年度は,実験対象のパラメータ推定を行ない,制御器としてTaguchi Methodにより設計した制御器を用いてシミュレーション及び実験を実施した。 1.昨年度までに構築済みである実験環境を用い,モータのパラメータ推定をオンラインにて行った。推定にはブロックパルス関数を用いた。推定パラメータはイナーシャ,トルク定数であり,前年度オフライン推定により行った結果と同等のものとなった。 2.オンラインで推定されたパラメータを用いて,前年度提案したファジィ制御器,また一般的な2慣性系制御器であるm-IP制御器を再設計し,実験を行った。結果は概ね良好であったが,高速応答をする場合は角速度に依存した動摩擦が顕著に現れた。 3.Taguchi Methodにより設計した電流マイナーループを含む制振制御器を用いてシミュレーション検証を行い,非常に良好な結果を得ることができた。Taguchi Methodは品質工学の分野でしか適用されていないが,制御器設計の分野でも非常に有用であることが確認できた。 4.昨年度までにFPGAにより作成したインターフェース回路の仕様および作成法をまとめた。これより,用途に応じたインターフェース回路を迅速に作成することが可能となった。 現在の状況: 現在はTaguchi Methodにより設計した制御器を用いた研究について論文を作成中である。 今後の課題 (1)実験装置の動摩擦に対する検証を行い,非線形制御の適用を検討する。 (2)Taguchi Methodによる一般的な共振系の制御器設計を提案する。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)