Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Research Abstract |
本年度の研究成果は次の2点である. 1.DC-DCコンバータは入力直流電圧を任意の電圧値に変換する電源回路であり,高速ディジタル回路網における基本的構成素子の1つである.電流連続モード非絶縁形PWM型DC-DCコンバータにおける結線構造(回路構造)と回路動作との関係を解析する手法を導出した.また,導出した解析手法を適用し,2スイッチ及び4スイッチを含む昇降圧型コンバータ回路の回路構造条件を全て網羅し導出した. 2.近年のディープサブミクロン技術の発達による集積回路の高速化・高集積化に伴い,VLSI単体またはVLSIを多数組み合わせた高速ディジタルシステム全体での信号速度は,配線における遅延が支配的になりつつある.したがって.高速ディジタル回路網の設計において,配線におけるステップ応答の50%遅延を正確かつ容易に見積もる手法が重要となる.本研究では,信号配線を分布RC線路と見なし,非線形素子も含む任意の回路素子で終端された分布RC線路の50%遅延時間計算を目的とする集中定数RC回路モデルを提案した.提案したRC回路は,受動性を有している.また,低い次数の伝達関数をもつため,大規模な信号配線を有する高速ディジタル回路網の信号伝搬シミュレーションには最適なモデルである.
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