コンクート用補修材の経時変化ならびに接合部の制御に着目した補修部材の性能改善
Project/Area Number |
14750388
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
土木材料・力学一般
|
Research Institution | Nagoya University (2004) Gifu University (2002-2003) |
Principal Investigator |
国枝 稔 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60303509)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 高靭性セメント複合材料 / 表面保護工 / 断面修復材 / 寸法安定性 / 靭性 / ひび割れ追従性 / 数値解析 / 付着 / ゼロスパンひび割れ追従性 / 模擬ひび割れ / 付着損失領域 |
Research Abstract |
高靭性セメント複合材料を用いた表面保護工法の設計法の提案 中性化抑止ならびに疲労に対する抵抗性の向上を目的とし,従来からの塗料系の表面被覆材ではなく,高靭性セメント複合材料を用いた表面保護工の適用について基礎的な検討を行い,以下の結論を得た. ・厚さ10mm程度の高靭性セメント材料を吹付ける施工方法による施工が可能であることを確認した. ・補修された部材の静的な載荷試験を実施し,母材コンクリート中の主ひび割れを微細な表面ひび割れに分散させる機構を利用した補修方法の効果を確認した. 断面修復材の寸法安定性の試験方法の提案と数値解析的検討 断面修復材の硬化に伴って生じる自己収縮や乾燥収縮などの寸法変化は,補修部にひび割れを誘発するため,断面修復材の寸法安定性の評価方法に関する基礎的な検討を行い,以下の結論を得た. ・材料選定を目的として,埋込み型のひずみゲージを用いて寸法安定性を評価する試験方法を提案した. ・材料の力学特性の発現や膨張あるいは収縮の経時変化の違いなどを簡易的にモデル化した数値解析により,断面修復材の寸法安定性がひび割れ性状に及ぼす影響について検討した.弾性係数の発現が緩やかなほど,膨張材による膨張量が大きいほどひび割れの低減が可能である結果となった.
|
Report
(3 results)
Research Products
(7 results)