廃棄物処分による地盤環境リスクの評価と、処分場設計手法に関する研究
Project/Area Number |
14750418
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geotechnical engineering
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
勝見 武 京都大学, 地球環境学堂, 助教授 (60233764)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 廃棄物処分場 / 粘土ライナー / 化学物質 / 地盤環境 / 性能設計 / 地下水汚染 / 環境リスク / 透水係数 |
Research Abstract |
本研究では、(1)廃棄物処分場底部ライナーに求められる性能の整理と粘土ライナーの地盤工学的評価、(2)処分場覆土(カバー)の必要性の検討と覆土材に求められる特性の地盤工学的評価、(3)我が国の風土条件に適した廃棄物処分場設計思想の提案を行うことを目的としている。本年度の主な研究成果は以下の通りである。 (1)廃棄物処分場底部ライナーに関する研究:廃棄物処分場の底部ライナーとしては、粘土ライナー、ジオメンブレンライナー、およびそれらの併用による複合ライナーが用いられるが、これらに使用される材料の特性を過去の研究事例によりとりまとめ、求められる性能(透水性、強度、耐化学性、長期耐久性など)のレビューを行った。さらに、粘土ライナーの透水試験ならびにせん断試験を実施し、遮水性と構造安定性の観点から粘土ライナー構築の可能性を検討した。透水試験に関しては、柔壁型透水試験装置を用いて、各種粘土材料の締固め供試体や、新材料であるジオシンセティッククレイライナー(GCL)などを対象とし、代表的な無機および有機化学物質溶液に対する透水試験を実施し、環境リスクのための基礎データの蓄積を行っている。15年度は特に、廃棄物浸出水を用いたGCLの遮水性能に関する実験、上載圧の影響を考慮したGCLの遮水性能の実験を行い、GCLの処分場遮水工への適用性を検討した。 (2)廃棄物処分場カバーが水分バランス、物質収支、ガス発生に及ぼす影響:廃棄物処分場の水分バランスのモデル化により、遮水性覆土の必要性の議論を行った。各種構造の処分場に対しての水分バランスと、物質収支をパラメトリックスタディにより検討し、覆土層の必要性の議論を行っている。15年度は特に、各種ジオシンセティックス材を用いたカバーの降雨モデル実験を実施し、GCLやジオシンセティックス排水材のカバーシステムにおける遮水性能の定量化を試みた。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)
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[Publications] Katsumi, T., Kamon, M., Watanabe, M., Suminaga, I., Fukagawa, R.: "Basic properties of soil-cement cutoff wall applied to waste containment barriers"Soil and Rock America 2003, P.J.Culligan, H.H.Einstein, and A.J.Whittle (eds.), VGE, Essen, Germany. 1389-1395 (2003)
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