Project/Area Number |
14750505
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小松 尚 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (80242840)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 商店街 / 商店 / 公私領域 / 居場所 / 喫茶店 / 地域住民 / 就業者 / パブリック・ライフ / 店先空間 / 私的利用 |
Research Abstract |
本年度は以下の研究を行った。 1.地域の居場所としての喫茶店研究 商店街や商業地区の中で,店主という主(あるじ)が支配する空間でありながら公的な場所性を有する例として喫茶店に着目し,喫茶店がいかなる要因をもって地域住民や就業者の日常生活上の居場所になっているかについての考察を行った。具体的には、(1)名古屋市内の3商店街を事例に,商店街およびその周辺に住む住民を対象にして,頻度や同行者など喫茶店利用についてのヒアリング調査を行い,状況把握をした。さらにその発言を元にして,商店街の喫茶店を場所の固有性と社交性の観点から整理し,地域住民にとっての喫茶店の位置づけを明らかにした。 (2)名古屋市の中心市街地であり都心業務地区である栄地区における就業者の喫茶店利用について、職場と喫茶店の場所の使い分けや就業場所と喫茶店との地理的関係などから考察した。 2.海外事例の視察、情報収集と関係研究者との意見交換 喫茶行為の持つ意味は、欧米ではpublic lifeとして概念付けられている。この現状を理解するため、デンマーク王国コペンハーゲン市のストロイエ通り(歩行者専用街路)の視察と、この計画に長年関与してきているデンマーク王立芸術アカデミーのヤン・ゲール氏を訪問して、これまでの経緯と現状に関する情報収集と討論を行った。 これらの成果は,研究論文3編にまとめて投稿し,発表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)