酸化ステロールの脂質代謝攪乱作用の分子機構解名及び食事による攪乱防止に関する研究
Project/Area Number |
14760076
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
食品科学・栄養科学
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
長田 恭一 弘前大学, 農学生命科学部, 助教授 (30271795)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | コレステロール / コレステロール酸化物 / ラット / 脂質代謝 / 代謝変動 / 食品成分 / mRNA / 食事コンビネーション / 肝障害 / アルデヒド / 細胞 / 動脈硬化 / 酸化 / 酸化ステロール / 食事 / 代謝調節 |
Research Abstract |
コレステロール酸化物を含む純化飼料を8週齢のSD系雄ラットに与え、10日間飼育した結果、肝臓のHMG-CoA reductase活性ならびにcholesterol 7α-hydroxylaseのmRNA発現レベルは低下し、とくに、後者の発現は大きく低下し、それを反映して糞中に排泄される胆汁酸レベルも大きく低下した。一方、脂肪酸代謝に関しては、肝臓のdelta5 desaturaseおよびdelta5 desaturaseのmRNA発現レベルはコレステロール摂取群と無コレステロール食摂取群よりも有意に高くなった。これを反映し、両酵素活性は高くなり、脂肪酸組成変動にもその影響が観察された。また、核内受容体レベルの変化も観察され、コレステロール酸化物摂取による成長阻害あるいは中性脂肪レベルの大きな低下の原因を突き止めることができた。 上記のような作用に対して、果実由来プロシアニジン、大豆イソフラボン、水溶性食物繊維、茶カテキン、植物性蛋白質の摂取によって、部分的に改善されること、あるいは、数種の食品成分のコンビネーションによって大きく脂質代謝攪乱が改善されることを見いだした。 以上のように、加工食品全盛に時代にあって、多食されている可能性が高いコレステロール酸化物による脂質代謝攪乱作用の機序とその防止策としての食事コンビネーションを提示する基礎データを得ることができた。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)