多層モデルを用いた植生面上における熱・水・二酸化炭素交換過程の解明
Project/Area Number |
14760098
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
林学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小杉 緑子 京都大学, 農学研究科, 助手 (90293919)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 多層モデル / 熱・水・二酸化炭素フラックス / 乱流変動法 / 個葉ガス交換 / 土壌呼吸 / 群落構造 |
Research Abstract |
様々な植生面の熱・水・二酸化炭素フラックスがどのような要因によって決定されその場所の特性値となるのかについて解明するため、いくつかの植生面で実際にフラックスおよび主要なフラックスの決定要因について観測を行うとともに、観測結果に裏打ちされた多層モデルをツールとして比較解析を行うことによって、植生面上における熱・水・二酸化炭秦フラックスの決定要因とその寄与度、またキーパラメータの変動幅や変動要因についての情報を得、熱・水・二酸化炭素フラックスの決定機構を明らかにすることを目的として研究を行った。 本年度は、滋賀県南部の温帯ヒノキ林、半島マレーシアパソ森林保護区の熱帯雨林(低地フタバガキ林)、および兵庫県南部の暖温帯照葉樹林の3地点において現在すでに行っている植生面上熱・水・二酸化炭素フラックスおよび、植生面内外気象条件、個葉ガス交換特性、群落構造、土壌呼吸、土壌水分特性等の各種要因の長期観測を継続して行い、年変動を含む長期のデータセットとした。また北海道大学フィールドセンター苫小牧研究林(冷温帯落葉広葉樹林)を新たなフィールドに設定し、素過程パラメータを得るための観測を行った。これら4地点でのこれまでの観測結果をもとに、多層モデルを適用し比較解析を行うことで、植生面上の熱・水・二酸化炭素フラックスを決定する要因にいて抽出・数値化し、その特性を比較した。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)