ダイオキシン受容体(AhR)の発現誘導とアレルギー病態との関連性の解析
Project/Area Number |
14770066
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Hiroshima University (2003) 佐賀医科大学 (2002) |
Principal Investigator |
安永 晋一郎 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助手 (50336111)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | ダイオキシン / AhR / アレルギー / IL-4 / IL-13 |
Research Abstract |
1.IL-4/IL-13-STAT6シグナルとAhRシグナルとのクロストークの解析 Th2サイトカインであるIL-4/IL-13はアレルギー病態に非常に大きな役割を果たしている。B細胞において、IL-4またはIL-13刺激によりダイオキシンなどの芳香族炭化水素のレセプターであるAhR(aryl hydrocarbon receptor)の発現が誘導されることから、IL-4/IL-13-STAT6シグナルとAhRシグナルとのクロストークの結果誘導されてくる遺伝子群は環境汚染物質とアレルギー病態との関連性を解く鍵となるものであると考えられた。IL-4またはIL-13刺激下のB細胞株(DND39)に、さらにダイオキシンを加えて単独の刺激の場合よりも発現がさらに増強される遺伝子群をAffymetrix社製DNAチップによりリストアップした。もっとも発現が増強される遺伝子のひとつに活性化リンパ球やNK細胞に発現することが知られた23kDのタンパク質をコードする遺伝子があり、その遺伝子機能はいまだ解析がなされていない。機能を明らかにするための次なる解析として、その遺伝子のプライマリーB細胞でのmRNAレベルでの発現誘導をリアルタイムRT-PCR法にて確認し、さらにGFP癒合タンパク質を作製することで細胞内局在を明らかにした。また、リコンビナントタンパク質をもちいて免疫したウサギの抗血清を現在作成中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)