Project/Area Number |
14770419
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
上原 啓志 琉球大, 医学部, 助手 (70264489)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | HO-1 / UVA / Psoriasis / Skin tumor / BALB / c mice |
Research Abstract |
1)Hemoxygenase-1(HO-1)の皮膚疾患の発現について;HO-1は防御的な効果のあるストレス蛋白であり、細胞毒性阻止やサイトカインの産生も減少させ、線維芽細胞や内皮細胞のアポトーシスを阻止することもわかってきた。我々は皮膚腫瘍、炎症性疾患の尋常性乾癬患者皮膚病変のHO-1発現を免疫組織学的染色の強度について観察した。対象は33例(有棘細胞癌;SCC)、25例(基底細胞癌;BCC)、26例(日光角化症;AK)、32例(ポーエン病;BD)・33例(脂漏性角化種;SK)、26例の尋常性乾癬である。その結果はSCC 3/33(9.1%)、BCC7/25(28.0%)、AK24/26(92.3%)、BD21/32(65.6%)、SK19/33(57.6%)、乾癬26/26(100%)であった。以上から炎症性疾患の乾癬、前癌疾患のAKやBDでのHO-1は細胞内発現が多くみられたので、HO-1の皮膚のホメオスターシスを維持するために貴重な役割を担っていることが示唆された。 2)UVA照射マウス皮膚のHO-1発現について;UVA照射はROS(reactive oxygen species;)を生じるが、皮膚、特に線維芽細胞ではROSに対する蛋白(HO-1)の発現やIFN-γなどが皮膚免疫制御に関わっているが、その詳細は明らかではない。今回は、BALB/c mice皮膚にUVA 25j/4x-(total 100j)、UVA 400j/4x (total 1,600j)を照射した。照射後0日目、1日目、2日目、4日目、8日目に皮膚生検を行い、HO-1の免疫染色を行った。 結果;total dose UVA 100Jを照射したBALB/c群の0日〜8日後のHO-1染色では表皮、真皮とも陽性細胞は認められなかった。一方、total dose UVA 1,600J照射群は0日では陰性、1〜2日後では表皮、真皮、毛庖附属器および血管を構成する細胞に陽性所見が得られた。4日後の皮膚では表皮細胞のみに陽性所見が得られた。8日後では0日目と同様皮膚構成細胞は陰性化した。 考察;BALB/c mice皮膚に対するUVA照射では照射量が少ない群ではHO-1の発現誘導がみられなかったが、大量の照射群ではHO-1の誘導が起こり、時間が経つにっれて減少していくことがわかった。UVAに対するHO-1活性は皮膚防御機構に重要な役割を担っていると考えられる。
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