MDS患者検体および発生工学的手法を用いた白血病関連転写抑制因子TELの機能解析
Project/Area Number |
14770535
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
牧 和宏 獨協医科大学, 医学部, 助手 (50337391)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | TEL / MDS / 遺伝子変異 / アイソフォーム / 遺伝子異常 |
Research Abstract |
(1)MDS患者検体を用いたTELの機能解析:骨髄異形成症候群各病型における転写因子TELの遺伝子変異およびmRNAアイソフォームの発現パターンの差異についての検討を行った。用いた検体は、RA 6例、CMMoL 2例、RAEB 2例、MDS/leukemia 7例であり、蛋白結合領域であるHLHドメインおよびDNA結合領域であるETSドメインを対象に遺伝子変異の有無を検討したが、遺伝子変異を認めなかった。次に、DNA結合領域であるETSドメインのアイソフォームの発現パターンをRT-PCR法で検討した。すべての検体に野生型TELの発現が確認されたが、白血病へ進展した症例においてはETSドメインを全てあるいは部分的に欠いたアイソフォーム(エクソン6および7を欠失したアイソフォーム(Δ6+7)及びエクソン7を欠失したアイソフォーム(Δ7))が強く発現しており、これらのアイソフォームが骨髄異形成症候群の進展に関与している可能性が示唆された。ETSプロモータを用いたレポーター・アッセイにより、これらのアイソフォームはETS結合部位を介する転写抑制能を示さず、野生型TELの転写抑制能に対してドミナント・ネガティブに作用することが明らかになった。アイソフォームは野生型TELとヘテロダイマーを形成するが、DNA結合能を失っており、かつ、細胞質に局在していた。さらに、これらのアイソフォームはMEL細胞の赤芽球分化を抑制し、H-RASで形質転換したNIH3T3細胞に対する増殖抑制効果も消失していた。 (2)発生工学的手法を用いたTELの機能解析:TEL遺伝子のexon 6をCre recombinaseによりconditionalにノックアウトするターゲティングベクターを作製、相同組み換えESクローンを得たが、In vitroでもIn vivoでも遺伝子組み換えが正常にworkしなかった。現在、exon 7をノックアウトするためのベクターを作成している。また、TEL,ΔHLH,ΔETSをGATA-1プロモータ下に発現するトランスジェニックマウスを作製、解析している。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)