骨折モデルにおけるリーミング・非リーミングの肺障害に及ぼす影響の違いについて
Project/Area Number |
14770747
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
青木 信一 北里大, 医学部, 助手 (60286309)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 大腿骨々折 / 髄内釘法 / リーミング / 肺障害 / 動物モデル / 多発骨折 |
Research Abstract |
長管骨骨折の内固定方法として、髄内釘法は確立された手術手技である。しかし、従来からよく行われてきた髄内釘挿入前に骨髄内および骨皮質内側を削る操作、すなわちreamingにより骨髄内の脂肪を血中に押し出すことによる脂肪塞栓による肺障害が問題とされている(特に多発外傷例において)。このため、最近はこのような肺障害を予防するため、reamingしないで(非リーミング、unreamed intramedullary nailing)、髄内釘を挿入する手技が臨床的にはよく用いられるようになってきた。本研究の目的は、このようなnon-reaming手技が、従来のreamingする手技に比べ本当に肺障害が軽減できるのかどうかを、非骨折モデルではなく、より臨床に近く、またバイアスの少ない動物を用いた単発骨折モデルや多発骨折モデルを用いて検討し、その機序についても明らかにすることである。 実験群として、大腿骨単独骨折群(A群)、両側大腿骨折群(B、群)の2群を、Einhorn骨折作成器を用いた骨折モデルによりラットで作成した(各群で、n=40)。両群において、骨折直後、12時間後、1日、2日、4日、7日、14日、21日後に屠殺し、肺組織中のmyeloperoxidase(MPO)活性を調べた。4日以降において、B群の肺MPO活性はA群の肺MPO活性に比べ有意に高く、多発骨折においては、早期に何らかの固定を行わないと肺障害を引き起こす可能性が示唆された。今後、さらに単発骨折群と多発骨折群で固定法の違いやその固定タイミングの違いによる肺障害への影響の違いを検討していきたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)