Project/Area Number |
14770816
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
|
Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
米納 浩幸 琉球大学, 医学部附属病院, 助手 (40295340)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
|
Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Keywords | 前立腺がん / 骨転移 / 造骨性 / 骨転移モデル / 前立腺特異抗原 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 骨吸収抑制剤 / 骨呼吸抑制剤 |
Research Abstract |
前立腺がんは高率に骨に転移し、転移部位は造骨性変化を示すが、その転移機序ならびに転移巣における病態については十分解明されていない。その原因の1つにヒト前立腺がんの骨転移を忠実に再現するモデルが存在しないことが挙げられる。in vivo実験にて浸潤、転移を起こすためにはヒト臓器特異的微小環境が必要であると考えられるため、我々はヒト成人骨・肺を移植しヒト化したNOD/SCIDマウスを用いることによって、ヒト前立腺がんにおける種・臓器特異的転移モデルを開発した(Yonou et al., Cancer Res., 61:2177-2182,2001)。また、本モデルを用いて前立腺がんの造骨性骨転移が前立腺特異抗原によって引き起こされることを立証した(Yonou et al., Biochem.Biophys.Res.Commun., 289:1082-1087,2001)。 ヒト前立腺がん細胞がヒト骨髄に生着した初期から腫瘍塊を形成し造骨性変化を来たすまでの過程を定時的に観察したところ、部分的に腫瘍の浸潤している、または腫瘍に隣接する骨(骨転移早期)においては、骨転移のない骨と比べると多数の破骨細胞が骨にそって存在し、骨吸収が亢進していた。これに対して、骨転移後期(腫瘍塊形成後)では破骨細胞は存在するものの数は激減し、それに伴い骨吸収は低下していた。しかし、骨転移後期においても腫瘍塊の辺縁部においては骨吸収の亢進を認めた。ヒト前立腺がん細胞がヒト骨髄に生着した初期ならびに浸潤辺縁部においては破骨細胞が重要な役割を果たしていることが観察された。前立腺がん骨転移の治療においても、適切な時期に骨吸収抑制剤を投与することが重要であると考えられる。
|
Report
(2 results)
Research Products
(8 results)