子宮内膜における免疫担当細胞の機能分担と機能発現に影響を与える因子
Project/Area Number |
14770833
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
|
Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
福井 淳史 弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (00321969)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
|
Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | endometrium / implantation / NK cell / IVF-ET / flowcytometry / Danazol / GnRH agonist |
Research Abstract |
1.uNK細胞の機能分担をみる目的で、2種類のuNK細胞の構成比率を変えて各種サイトカイン、ケモカイン(M-CSF、G-CSF、GM-CSF、MIP-1α)の分泌を測定した。すなわち磁気ビーズ(CD16、CD56)を用いて分泌期子宮内膜浮遊液(CD56(+)CD16(+)子宮内膜浮遊液とCD56(+)CD16(-)子宮内膜浮遊液)を作成のうえ培養した。この結果、CD56(+)CD16(+)子宮内膜浮遊液に比してCD56(+)CD16(-)子宮内膜浮遊液においていずれのサイトカイン、ケモカイン分泌も増加していることが明らかとなった。 2.外因性にuNK細胞の機能発現に影響を与える因子をみる目的にDanazolおよびGnRHアゴニストを添加したうえでuNK細胞サブポピュレーションとサイトカイン分泌を測定した。この結果、Danazolの添加によりCD16^-CD56^<bright>細胞が増加することが明らかとなった。来年度以降、この結果がDanazolの直接作用であるか否かを検討する予定である。 3.本研究の最終目的である体外受精・胚移植(IVF-ET)着床率向上を目標として反復IVF-ET不成功例に対して、ダナゾールあるいは対照としてGnRHアゴニストの前投与を12週間行ったうえでIVF-ETを行い、uNK細胞サブポピュレーション(CD16+CD56dim細胞、CD16-CD56bright細胞)、子宮内T細胞、NKT細胞などの変化を測定し、臨床データを交えて発表を行った。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)