PTHrPを過剰発現させた口腔扁平上皮癌細胞の性質
Project/Area Number |
14771045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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Research Institution | Ohu University |
Principal Investigator |
阿部 匡聡 奥羽大学, 歯学部, 講師 (10254872)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 口腔癌細胞 / 骨肉腫由来細胞 / 乳癌細胞 / PTHrP / プロモーター / レチノイン酸 / エストロゲン / 活性型ビタミンD / PPARγリガンド / EGF / ルシフェラーゼアッセイ |
Research Abstract |
口腔癌細胞HSC-3,骨肉腫由来細胞MG-63,乳癌細胞MCF-7における、PTHrPプロモーターの転写活性のレチノイン酸,エストロゲンによる制御について検討した。ヒトPTHrPプロモーターの内、下流側プロモーター(P2/P3)の領域を含むDNAフラグメント((1)-1353〜+15, (2)-937〜+15, (3)-773〜+15, (4)-476〜+15 (P3の転写開始点を+1とした))をルシフェラーゼベクター(PGV-B2)の上流に組み込んだ、4種類のreporter constructを、リポフェクション法により細胞にトランスフェクションし、ルシフェラーゼアッセイにより転写活性を測定した。トランスフェクションした細胞に、all trans-retinoic acid (10^<-8>M)を48h作用させたところ、HSC-3細胞においては、全てのconstructで転写活性の変化はみられなかったが、MG-63細胞において、(2),(3)のconstructで有意な転写活性の低下が認められた。また、MCF-7細胞において、17β-estradiol (E_2) (10^<-8>M,48h)の作用を検討したところ、全てのconstructで転写活性の変化はみられなかった。 次に、MG-63細胞におけるPTHrP,MMP-1,MMP-13遺伝子発現のE_2,12-O-tetradecanoylphorbo1 13-acetate (TPA)による制御をNorthern blot法により検討した。PTHrP,MMP-13のmRNA発現はこれらの試薬では誘導されなかったが、MMP-1 mRNA発現はTPAにより強く誘導された。更に、HSC-3細胞がMMP-13 mRNAを構成的に発現していることが判明した。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)