Project/Area Number |
14771202
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
矯正・小児・社会系歯学
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
綾野 理加 昭和大学, 歯学部, 助手 (50297016)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
|
Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
|
Keywords | 口唇運動 / 舌運動 / 動作解析 |
Research Abstract |
摂食・嚥下機能における口唇の役割は,食物の捕食咀嚼時に食物が口腔外へもれることを防ぐとともに,口腔前庭に落ち込んだ食物を固有口腔へ戻すなどきわめて重要である.また,摂食機能の発達過程においても口唇運動は著しく変化することが知られている.このような理由から,咀嚼時及び嚥下時など摂食・嚥下機能に関わる口唇の運動解析が広く行われてきた.研究代表者は,咀嚼時の口唇の動作と舌の運動との関連性を明らかにすることで,その結果が摂食・嚥下リハビリテーションの臨床において咀嚼時の評価に有効であろうと研究を計画した. 3次元動作解析装置を用いて咀嚼動作の動態解析を行い,その中でも明らかにされていない咀嚼時の口唇と頬との協調によって認められる作業側の口角の矢状方向の運動動態を解明し,同時に超音波診断装置によって咀嚼時の舌運動を描出させ咀嚼時の口角の引きと舌運動との関連を検討した. 資料採得前に研究の意義と目的を十分説明し同意を得た健康な成人を対象に,画像解析ソフトウエアによる口唇運動の解析と超音波診断装置による咀嚼時の舌の運動動態との関連について検討した。CCDカメラにて咀嚼動作を録画した。撮影に際し,計測部位として,左右口角,オトガイ部及び被験者の頭部の動揺を補正するため,鼻尖にマーカーを貼付する。同時に超音波診断装置を用い,前額断面の舌運動をBモードにて描出させ,ビデオテープに録画した。CCDカメラによる画像及び超音波診断装置から得る画像は,同一時間軸で同期させた。咀嚼時口唇の運動動態について,申請する画像計測ソフトウエアにて3次元的に解析,検討した。特に、作業側口角の運動動態と,超音波診断装置から得られる舌運動,咀嚼時に認められる舌背面の傾斜との関連について明らかにした。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)