山間地域における介護サービス提供者と住民の実証的研究 -山間地域介護報酬加算補助金制度への課題-
Project/Area Number |
14771395
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
基礎・地域看護学
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Research Institution | University of Shizuoka,Shizuoka College |
Principal Investigator |
小川 亜矢 静岡県立大学短期大学部, 第一看護学科, 助手 (00342080)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2002: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 山間地 / 介護保険 / 訪問介護 / 訪問看護 / 訪問入浴介護 / 連携 / 補助金制度 / 住民 / 介護サービス / 介護者 |
Research Abstract |
S市の山間地域におけるサービス提供者の介護サービスに対する意識に関して調査した結果、以下のことが明らかとなった。 1.補助金制度を今回の調査以前からの周知と山間地域への訪問の有無では有意な差が見られた(p<.05)。補助金制度について周知していた事業所の方が、山間地への訪問へ行っている件数が多く、補助金制度について周知していなかった事業所の方が、山間地への訪問へ行っている件数が少ない。 2.山間地域への訪問サービスに対する不安要因は、距離、積雪時の対応、冬季の凍結、など、山間地域の地形、天候による特徴が表出した。 3.不安要因を4項目に分類した時、もっとも不安に思うことは「季節天候問題」であった。 4.「連携の問題」は有意な差を認め(p<.05)、実際に訪問している事業所は、訪問していない事業所よりも山間地域への訪問に対し不安が強い。 5.山間地域への訪問サービスの提供は、不安要因があるために消極的である傾向が見られた。 以上より、山間地域におけるサービスの提供を考えていく時には事業者はさまざまな不安要因を持っており、季節・天候問題について考慮したうえで、制度を作っていく必要性があることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)