Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
利用者のそれぞれの状態に応じた情報検索を目的として「主観的情報検索システムに関する研究」を行っており、このシステムの応用として「主観的情報検索システムを応用した教育支援システムの構築に関する研究」を進めた。利用者は問題解決のために情報を取得する必要があるが、その利用者の状態や問題を明確に言語化できない場合、問題解決のための情報収集や情報選択は困難である。そこで、利用者の問題解決方法によりシステムから利用者へいくつかの間題解決方法の提案が出来るシステムの構築を目指した。これまで、「主観的情報検索システムに関する研究」として「記号粒子蓄積型ニューロンモデル」をもとにモデルの検討を行い、また、「教育支援システム構築のための教材開発」を進めていた。これら2つの融合方法を検討し、利用するデータ集合の実装方法を考えた。そこで、次のようにシステムの構築を目指して研究を進めた。1.問題の計算機内での表現方法について検討した。2.記号粒子蓄積型ニューロンモデルの特徴として「反応機構」があるが、反応ルールの記述方法と反応機構について検討した。3.処理ユニットを階層化することで特徴抽出の可能性について検討した。4.「主観的情報検索システムを応用した教育支援システムの構築に関する研究」として、試験問題の特徴を捉えることが出来た。