日・独学際的カリキュラムに関する比較フィールド研究-多元美学教育の日本への適用
Project/Area Number |
14780137
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
中地 雅之 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30250640)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 比較教育研究 / ドイツ語圏 / 学際的カリキュラム / 即興表現 / 音楽教育 / 多元美学教育 / フィールド研究 / ことばと音楽 / 総合芸術 / 比較研究 / 俳句と音楽 / クレー |
Research Abstract |
本年度は、3年間の比較フィールド研究の成果を総括し、多元美学教育論における「芸術表現方法の統合」と「異文化の統合」の実践的適用を中心に、以下の6つの国際学会等で公表した。 (1)5月オーストリアTraunkirchenにおける音楽教育セミナーにて、東京学芸大学とミュンヘン音楽・演劇大学で行なった、両国学生の「俳句によるインプロヴィゼーション」のフィールド記録と比較考察を発表した。 (2)7月スペインBarcelonaにおける国際音楽教育学会ISMEにおいて、1年次の「谷川俊太郎<クレーの絵本>によるインプロヴィゼーション」2年次の「俳句によるインプロヴィゼーション」等のフィールド記録を発表し、世界各地の研究者からのレヴューを得た。本発表に際し、委員会の審査を受け、さらに論文を公刊した。 (3)9月オーストリアDrosendorfにおける多元美学教育国際学会にて、谷川俊太郎、草野心平、ドイツ語の俳句等を用い、波瀬満子氏、Prof.Dr.RitaRosen氏らとことばと音楽による統合的な教育活動の基礎となる即興表現を発表した。 (4)9月オーストリアWienの日本人学校、日本大使館、波瀬満子氏協力を得、2年次の「50音によるインプロヴィゼーション」を発展させた、ことば・動き・音による総合的表現による教育実践を行なった。 (5)9月東京学芸大学国際交流研究セミナーにおいて、日墺音楽教科書における音楽劇の教材化を比較考察し、今後の学際的アプローチの教育実践のための教材改善の方向性を論じた。 (6)2月ドイツMunchenにおける国際セミナーにて、宮澤賢治の「ざしきぼっこの話」を用い、東京学芸大学とミュンヘン音楽・演劇大学の学生による即興表現のフィールド研究を行なった。 また本研究の成果を発展させた、ことばと音楽の総合的表現によるCD『おひさまのかけら』(川崎洋編・波瀬満子朗読フォンテック刊)を制作・公表した。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)