Project/Area Number |
14780311
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
|
Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
兼岩 憲 国立情報学研究所, 情報学基礎研究系, 助手 (00342626)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
|
Keywords | オントロジー / 知識ベースシステム / Description Logic / 順序ソート論理 |
Research Abstract |
昨年度は、オントロジーを構築する概念階層の多様性について分析し、多様性から生じる概念記述とその推論の難しさを扱う方法論を提案した。平成16年度は、形式オントロジーで提案されている属性分類の考え方を順序ソート論理に取り入れ、それによって拡張される知識ベース推論の枠組みを提案した。研究成果の詳細は、以下の通りである。 順序ソート論理においてソートと単項述語は意味論的に同等と見なされるが、形式オントロジーではそれらは異なった種類の属性として分類される(例えば、ソートと非ソートの区別)。こうしたオントロジー的な概念分析は、知識表現と推論の中で個体の属性(またはソート)を扱うのに有用な指針を与えてくれる。本研究では、形式オントロジーの属性分類を取り込むことで順序ソート論理の構文、意味論および推論システムを拡張する方法を提案した。この拡張順序ソート論理は、本質ソート、非本質ソートおよび非ソート属性に分類される概念を、タイプ(rigidソート)、non-rigidソートおよび単項述語で表した上で、インスタンス言明と包摂関係のrigidityを考慮して形式化される。さらに本質属性が状況などに依存しないで永久的に成り立つ性質を利用して、独立した複数の知識ベースを想定したとき、各知識ベースが(共通の知識として)rigidな属性情報を他の知識ベースから抽出できる推論メカニズム(本質属性の導出と呼ぶ)を設計した。
|
Report
(3 results)
Research Products
(7 results)