Project/Area Number |
14780313
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
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Research Institution | Okayama University (2003) National Institute of Informatics (2002) |
Principal Investigator |
竹内 孔一 岡山大学, 工学部, 講師 (80311174)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 語彙概念構造 / 語彙意味 / 複合名詞 / 複合語解析 / 言い換え / 語彙意味論 / lexical conceptual structure / 言語学 / 複合名詞解析 / compound noun analysis |
Research Abstract |
初年度の研究成果で語彙概念構造をある基準に従って動詞に付与可能であることならびにその構造が複合名詞内の語の係り関係に関与していることを明らかにした.本年度はまず初年度で作成した最新の語彙概念構造辞書を利用した複合名詞解析モデルの精度についてまとめ2つの国際会議で発表を行なった.次に付与作業を続けながら問題点を整理し語彙概念構造の理論的な構築の背景について見直しを行なった.その結果,語彙概念構造がもつ情報は動詞の項構造,アスペクト分析による語彙としての分類,認知意味論に基づく意味概形の掲示の3種類であることを明確にすることができた.本年度の後半でこれに基づいた見直しから従来うまく付与できなかった動詞について再考察を行ないその結果を3月の言語処理学会の予稿集にまとめた.さらに大きな成果として作成中の語彙概念構造辞書を他の言語処理に利用する申し出を奈良先端科学技術大学院大学の自然言語処理研究室から受けた.これは本研究の辞書が構文構造に直結した項構造と意味関係の情報を付与している点が評価されたことによる.翻訳のための言葉の言い換えに語彙概念構造辞書を利用するもので,意見交換を行なう中で概念構造がうまく働く部分と働かない部分が明らかになり検討を加える材料を得ることができた.この成果については同じく3月の言語処理学会の発表論文集で奈良先端大降幡氏を筆頭とした論文で発表を行なう.語彙概念構造辞書は約1300語の日本語サ変名詞について分析を行なっておりこの3月からウェブ上に公開し更新していく.語数としては少ないが頻出語と機能動詞が重要であることを奈良先端大との処理モデルの研究から明らかになり,最終的な辞書の整理の段階で機能動詞に対する付与を重点的に行なった.
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)