Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Research Abstract |
本年度は,以下の3つの内容について研究を行った. 1.移動ユーザに対して周辺情報を提供するためのデータベース問合せ機構の開発 携帯機器などを有して移動する歩行者・GPS機器やカーナビを搭載した自動車に対して,移動のたびに移動位置周辺の新規情報を堤供することが求められている.これを受け,本研究では,ユーザの移動経路・移動速度などを考慮して情報提供を行うための空間データベース検索手法を開発した.ユーザの移動状況をもとに大まかな移動傾向を分析することにより,適切な情報の提供を図る点が特色である. 2.忘却に基づくクラスタリング手法の開発 ネットワーク上を配信されるニュースなどのオンライン文書は,それが配信された時点は新規性が高いが,徐々に忘れられ重要度が低くなっていくという性質を有している.このような点を考慮して,本研究では文書が忘却されるという現象のモデリングを行い,これを文書データのクラスタリングに適用した.本手法は,とくにオンライン文書配信における継続的な文書獲得時のインクリメンタルな処理に適しており,ネットワーク上の文書の集約に向いている.今年度はモデルの詳細化,プロトタイプの作成,RSS(Rich Site Summary)形式のXMLデータへの対応などの研究を行った.本手法を用いることで,特に新規情報を中心としたオンライン文書の要約をユーザに提供できる. 3.XMLビューのインクリメンタルな管理方式 XMLは,インターネット上の情報交換手法として,現在広く利用されている.ネットワークを介して継続的にXMLデータの差分情報が配信されてくるとき,そのような差分による更新をすみやかに手元のXMLデータベースに反映できれば,処理効率が改善できると考えられる.このようなアイデアをもとに,XMLビューのインクリメンタルな管理方式の開発を行った.
|