Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Research Abstract |
1.山間部・山麓部における降雨の特性を解明するための基礎となる資料を収集するために,地上雨量観測点を通常よりも大幅に高密度(約500m間隔)に配置して現地観測を行った。京都大学防災研究所災害観測実験センター穂高砂防観測所の観測領域である神通川水系足洗谷流域(岐阜県吉城郡上宝村,流域面積=7.2m3)を対象として,梅雨期や台風時における10分間雨量強度を連続的に観測し,降雨の成因ごとの降雨空間分布特性について検討した。また,アメダスデータとの比較を通じて,山岳部における降雨の特異性を明らかにした。 2.気象庁や国土交通省が保有している気象レーダーによる雨滴の空間分布に関する観測結果と,1.で得れた高密度な地上雨量のデータとを組み合わせることにより,山地流域における降雨の特性をより詳細に明らかにした。 3.より少ない地上観測点でも十分な精度で雨量観測を行えるよう,2.で得られた山地流域における降雨特性を考慮しながら,効果的な地上雨量計の配置位置や配置間隔に関して検討した。ことに,稜線付近に雨量計を配置した場合,風の影響により転倒ます式の雨量計による観測値が2割ほど小さくなることが明らかになった。 4.得られた降雨情報を既存の土砂流出予測モデルに入力することにより,より詳細な土砂流出予測が可能となった。
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