Project/Area Number |
14F02816
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Education
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
柴橋 博資 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (30126081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GODART Melanie 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 星震学 / 恒星 / 脈動星 / B型輝線星 / 波動 / 角運動量輸送 |
Outline of Annual Research Achievements |
B型輝線星の活動を説明することを目的とする研究を行った。 B型輝線星は、スペクトルに水素の輝線が見られ、その様相が数年から数十年の時間尺度で変化することを特徴とする。輝線は星周円盤の存在を示唆しており、円盤自身が数年から数十年の時間尺度で生成・消滅をしていると理解されている。星周円盤の生成は、星の中からガスが放出されることによると考えられており、角運動量をどうやって星内部から持ち運ぶかが問題となる。星自身は、臨界自転速度にはなっておらず、星の表面回転を臨界速度にさせることなく外部に角運動量を運びさる機構が必要となる。 本研究では、鉄族元素の電離に伴って非軸対称gモード脈動が励起され、この脈動と星の自転の相互作用により、角運動量が星から外へと輸送される機構を検討した。自転が速くなると、脈動は赤道域に集中する性質を持つ。その結果として、重力波が定在波になるための星表面での臨界振動数(それ以下では定在波にならずに進行波になる)が高くなり、それまで定在波であった振動モードが進行波となってしまうことが予想される。そうなると、一気に角運動量放出と質量放出とが進み、星周円盤を形成してBe星になるという作業仮説を立てて、子細に検討した。 その結果、予想通り、鉄族元素の電離に伴って非軸対称gモード脈動が励起されること、星表面の自転速度が臨界速度に達する前に、重力波が表面から進行波となって外層に漏れだすこと、その励起の時間尺度は数十年であり、Be星の活動時間尺度と整合性があることを示した。また、これとは別に,ケプラー衛星での30分間隔での測光観測でも、1時間以上の周期の脈動を解析出来ることを示した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Asteroseismology of massive stars: some words of caution2015
Author(s)
Noels, A., Godart, M., Salmon, S.J.A.J., Gabriel, M., Montalban, J., Miglio, A.
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Journal Title
Proc. IAU Symposium 307
Volume: 307
Issue: S307
Pages: 470-479
DOI
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