天然トレーサーによるカメルーン共和国ヤウンデ・ドアラ市における水資源の特性解明
Project/Area Number |
14F04331
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Geochemistry/Cosmochemistry
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
大場 武 東海大学, 理学部, 教授 (60203915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WIRMVEM MENGNJO 東海大学, 理学部, 外国人特別研究員
WIRMVEM Mengnjo 東海大学, 理学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2016: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | カメルーン / 地下水 / 雨水 / 汚染 / 風化 / 硝酸 / Groundwater water / Chemical analyses / Rainfall water / Douala / Cameroon / groundwater / chemical analyses / rainfall stable isotopes / Douala-Yaounde |
Outline of Annual Research Achievements |
ヤウンデとドアラにおける雨水,地表水,地下水に関し,硝酸イオン(NO3-)を除き,全ての主要なイオン(Na+,K+,Ca2+,Mg2+,HCO3-,SO42-,Cl-,F-)と微量成分の濃度は,WHOのガイドラインが定める飲料に適した濃度の範囲に収まっていた.その濃度は,農業用にも適していた. 地下水の水質を決定する要因としては,ケイ酸塩の風化と帯水層における鉱物とのイオン交換,および人間活動が推定された.浅い井戸から採取された地下水は,NO3-の汚染が著しく,ドアラにおける52の試料で22%以上はWHOの飲料水基準である50mg/lを越えており,最大は162mg/lに達した.ヤウンデでは,75試料の36%で上述の基準を超えており,最大は217mg/lに達した.飲料水のNO3-が高い場合,メトヘモグロビン血症を引き起こす可能性がある.新生児の場合,これによりチアノーゼ(ブルーベビー症候群)の危険性が生じる.両都市において,深い井戸から得られる地下水はNO3-濃度が低く,飲料に適している.本研究において,両都市における浸透式トイレと浅い地下水に対するNO3-とCl-の汚染の関係が明らかとなり,浅い地下水に対する雨水の拡散的な涵養が早いことが示唆された.ドアラ,ヤウンデにおいて,浅い井戸から得られる地下水は重要であり,地下浸透式のトイレからの汚染物質の混入は,人々の健康に対する脅威となっている.この問題は,行政機関により解決されなければならない.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)
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[Presentation] A two-year record of stable isotope characteristics of monthly rainfall at the Douala and Yaounde urban cities, Cameroon2015
Author(s)
Wirmvem, MJ, Ohba T, Bafon TG, Kamtchueng BT, Taylor ET, Asaah ANE, Wotany ER, Ooki S, Fantong WY, Ayonghe SN
Organizer
日本地球惑星科学連合学会大会
Place of Presentation
幕張メッセ
Year and Date
2015-05-24
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