Project/Area Number |
14F04747
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Philosophy/Ethics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石原 孝二 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (30291991)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JENSEN RASMUS 東京大学, 総合文化研究科, 外国人特別研究員
JENSEN Rasmus 東京大学, 総合文化研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2014: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
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Keywords | マクダウェル / 選言主義 / 身体運動の理解 / 他者知覚 / 直接説 / 選言説 / 現象学 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は2つの論文を執筆した。“McDowell’s new conceptualism and the difference between chickens, colours and cardinals”(J.Gersel、M.S. Thaning との共著)は、マクダウェルの概念主義の批判的検討を目的としたものである。本論文ではマクダウェルが近年導入した非推論的な知覚的知識の新たなカテゴリーが、マクダウェル自身のMind and World(1994)における比較モデル(Comparison Model)とは相容れず、新たなモデル(Authority Model)を導入する必要があることを指摘した。“The lived body and immunity to error through misidentification”は、自分の四肢の位置に関する「誤同定に対する免疫」に関するS. Gallagherの議論を批判的に検討するとともに、マクダウェルの選言主義の考え方に基づく解釈を提示することを試みた。この二つの論文は、非推論的な知覚に関する理論的な検討と身体知覚に関する選言主義の適用の可能性について論じ、他者の心の知覚に関する選言主義を検討するための基盤を提供するものとなっている。口頭発表"Why Should We Need a Disjunctive Account of Bodily Movements?"では他者の意図的な行為における身体的な運動の理解に関する選言主義の適応に関して議論を展開した。このほか、2つのワークショップを企画した。北海道大学の若手研究者とともにJensen氏がオーガナイザーを務めた“After all, what is Disjunctivism?”は選言主義をテーマとしたものである。またJensen氏が受け入れ研究者とともに東京大学駒場Ⅰキャンパスにおいて企画・開催したSources of Rationality--Heidegger on Freedom and Normative Constraintは、ハイデガー哲学における自由と規範をテーマとしたものであり、ワークショップのスピーカーとして、コペンハーゲンビジネススクールのM.S. Thaning氏、上海交通大学のWenjing Cai氏を招聘した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)